アトピー鍼灸の施術
当院のアトピー施術コースでは、アトピー性皮膚炎にまつわる不快な症状軽減をめざしています。アトピー性皮膚炎の原因として考えられる、大きな要因として
- 1質的栄養不足(タンパク質、ビタミン、ミネラル、鉄分不足や糖質過多)
- 2皮膚バリア機能の低下(経皮感作)
- 3遺伝的な要因
- 4環境 (ダニ、カビ、ハウスダストなど)
- 5精神的な要因 (人間関係、仕事、受験、睡眠不足など)
- 6物理的な刺激 (衣類、化粧品、毛髪などの接触による刺激)
免疫機能を上げることにより、アトピー性皮膚炎の症状が出ずらい皮膚状態をつくるお手伝いをさせていただきます。
アトピー施術コースの特徴
アトピー性皮膚炎によるかゆみの軽減
皮膚表面の水分保持をする力が低下すると、皮膚表面がめくれやすくなることが多い傾向にあるそうです。そのため水分が蒸発して乾燥することで、かゆみをひきおこしたり、めくれた隙間からアレルゲン(アレルギー反応を引き起こす物質)などが入りやすくなり、皮膚の状態を悪化させると考えています。
アトピー性皮膚炎によるかゆみの軽減ができれば、かきこわしを最小限にとどめることができると考えています。
東洋医学的な施術の方針をしっかり立てさせていただいて、方針に基づき施術をすすめさせていただいています。
東洋医学的原因の一例
- 風熱による発疹(風熱客表)
- 風寒による発疹(風寒束表)
- 胃の湿熱による発疹
- 気血両虚による発疹
根底にある原因を探ることからスタートしていきます。
体質改善で湿疹のできづらい皮膚に
東洋医学では全身にはりめぐらされた経絡(気の通り道)があります。
順調であれば1日50周程度気が循環しています。
身体のどこかが変調をきたしていると、経絡上に不調として表れてきます。
また東洋医学では五臓(肝、心、脾、肺、腎)がバランスよく働けば正常とされますが、どれかひとつの臓器が変調すると五臓すべてに影響されると考えられています。
当院では、臓腑の弱りのかしょに湿疹がでやすいと考えています。弱りのある経絡を補う経穴(施術ポイント)に鍼や灸の施術で体全体の調和を図ります。接触鍼で肌表面の熱を散らしたり、活性化することを目的に丁寧に鍼をなぞるように当てていきます。
臓腑の弱りを補うことによって、免疫機能をあげ、湿疹のできずらい皮膚をつくるお手伝いをさせていただきます。
免疫機能改善で毎日をはつらつと
鍼だけでなくお灸の施術もやっていきます。
慢性的に体が冷えていることにより体が頑張って温めようと働くので肌表面ばかりが赤くなり熱を帯びた状態になりやすい方が多くいらっしゃいます。体を芯から温めてあげれば、気、血液、水分の流れを整うので無理に表面に熱をため込んだりしなくても良くなるので徐々に赤みがひいてきます。
かゆみのあまり睡眠時間がしっかりとれない方が多くいらっしゃるので、睡眠不足解消のお灸の施術もやっていきます。お灸で体に良い熱を与えて芯から温めて新陳代謝を活発にします。
施術後はかゆみがおさまるので、ご自宅にもどられると、よく熟睡できると患者様からお声をいただくことがよくあります。質の良い睡眠をとれることによって、日常の活動が元気にはつらつとできるようになるお手伝いができたらと思っています。またご自宅に戻られてからの、ご自身でできる治療法、生活指導も合わせて行っていきますので、是非ご相談ください。
アトピー鍼灸コースの料金表
アトピー鍼灸
¥8,000
初回は初診料としてプラス2,000円いただきます。
アトピー鍼灸コース施術までの流れ
1.お問い合わせ
患者様からお電話もしくはメールにてお問い合わせをいただきます。すぐに対応できない場合もございますので、折り返し当院の方からお電話もしくはメールをさせていただきます。
2.ご予約日の決定
疑問や質問等お電話やメールにて解決して頂いたら、ご予約日の決定を患者様からお電話かメールいただきたいと思います。
お電話いただいたときにすぐに対応できない場合、当院から折り返しお電話をさせていただきます。
3.来院から施術までの流れ
当院はセキュリティー保持のため常に施錠させていただいております。入口にお見えになりましたら呼び鈴がございますので、鳴らしてください。
来院して頂いたら、問診票の記入を患者様にお願いいたします。
記入が終わりましたら、施術から治療終了後までの流れを説明させていただきます。説明が終わりましたら患者様に施術着のお着替えをして頂きます。お着替えが終わりましたら、マイクロスコープで頭皮の状態を確認してから、施術に入らせていただきます。
4.施術終了後からお帰りまでの流れ
施術終了後当院の方から今日の施術を通しての患者様のお体の変化、ご自宅に戻られた後の注意点、今後進めていったほうが良い施術をご提案させていただきます。
次回のご予約日のお約束もこの時お伺いする事もできます。患者様の方からご質問等ございましたら何なりとお申し付けください。患者様にとってベストな解決策を考えていきたいと思っております。
アトピー鍼灸を利用された事例
汗をかくとかゆみがひどくなる
子供の頃からアトピー性皮膚炎で、特に汗をかくシーズンになるとアトピーがひどくなるので、汗をかいてもかゆくなりずらくなりたいと思い鍼治療にチャレンジしました。
特にくびの前側と肘、膝の内側がかゆみがひどく出ていたのですが、部分的だけでなく、全身のバランスも整えていただきました。
週に一度五回位の施術を終わる頃赤みが取れ症状が軽減しました。(個人差があります。)
梅雨の時期になるとかゆくなる
梅雨の時期は肌に水分が残っているところに気温が下がることにより冷えが入り症状が悪化するとアドバイスをいただき、鍼灸治療をしてみました。
週に一度六、七回治療を続けてみて調子が良くなったので今でも気が向いた時に通うようにしています。(個人差があります。)